⾃然の中で美しく芽吹いた草花や木々の⼀⽣。
それは若葉の頃から枯れるまで、愛しさと切なさを感じさせてくれて、その時々の儚い美しさに満ち溢れています。
柔らかな光の粒がふわりと大地を包み、優しい風がゆるやかに野原をそよぐ。
価値を忘れ去られた草⽊にさえ、あなたが誰かに気持ちを伝える力が宿っています。
人生と同じように、全ての瞬間にあるその時の魅力に出会えた喜びを嬉しく思います。

お花を通して、そのような思いを共に分かち合い、感じあえるようなコミュニケーションを学びの場として設けたい。
そんな気持ちからCHELBAN SCHOOLを開校することになりました。
自分の気持ちに出会い、理解しあえる仲間と出会い、生きる力を育てていくことを、皆様と共にこの先も作っていきたいと考えています。

CHELBAN SCHOOLでは、次代のフローリスト育成やアート・ビジネスの両面でお花に関わる機会提供をレッスンを通して行っています。

2015〜2019年
出張レッスンを中心に行う。出張レッスンでは伝えられない部分を感じて、
自分が伝えていきたいことをまとめきれずに悩む時期を経て、
店舗で受けられるレッスン形式として夜のレッスンを始める。

2020年　
夜のレッスンNoirを始める。
20代の頃に観た邦画『武士の一分』に出てくる台詞が印象的で、
自分が大切にしていきたいレッスンの本質に近いと感じた。
「今までの先生方は叩いて教える。同じ規格の道具を持たせて優劣の話をするが、子どもは一人一人体格も性格も違う。
服を仕立てるようにその人に合った剣術を教えられたら」と『武士の一分』では語っていた。
それと同様に20代の頃に読んだ『パリのすみっこ』に書かれていた『ジャンル』という話が印象的であった。
沢山の方がお花を通して、自分に合ったものを見つめる感性を養えるレッスンの現場を育てていきたいと考える。
自分の情緒を値や幅として知ることを促す方法を試行錯誤する。
自分自身のことを言葉やイラストで書き記して、
心や情緒・状況や状態を自分で確認していける手段としてテキスト『Stop motionシリーズ』の出版を考える。
その時に作ったお花が、
いっしょに作ったお花であるとお互いに感じられる心の地点を目指して、レッスンに取り組む。

2022年
ドルトン東京学園中等部・高等部を視察

2023年
日中のクラスを開設して、夜のレッスンと合わせてCHELBAN　SCHOOLとする。
SCHOOLは、フィールドワークを中心とするFクラス・日中のSクラス・夜のNクラス・
花屋開業クラス・Weddingクラス・問題解決型のEXPANDクラスを基本として行う。
1年コースや体験レッスンなどの種別を設ける。
EXPANDクラスでは、特殊レッスンも扱うようになる。
レッスンを受けてくれている方の成長に合わせて、空間装飾レッスンを増やす。
発表の場・現場実践などの機会提供を随時加えながら、SCHOOLの在り方を更新していく。
発表の場として、『花日』という展覧会を設ける。
『花日』は、花の機会を考える・花の可能性を考える・花で交流することを促す機会として取り行う。
CHELBAN SCHOOLにおいて機会提供の考えから生まれた『花日』ではあるが、
様々な花活動を志す方達が一同に会する機会を将来的に作ることを目指していく。

2024年　
新しいカリキュラム作りを行う。
レッスンを受けてくれている方達の習熟度合いや心と環境の変化に対応出来るように、カリキュラムを作成する。
CHELBAN SCHOOLは、Grow together(共に育つ）という考えを大切にして
今後もカリキュラムや運営システムの改修・更新を随時に行っていく事を考えている。