- 2024.02.26
- 花の多様性について考える
- 花言葉
花の多様性について考える 8-1
” decorate the season “
季節を飾る。
スウォロウィーを使って、ディスプレイスペースを飾りました。
僕はレッスンで、「お花は選花(お花を選ぶこと)で9割もしくは10割が決まります」と話します。
お花はコミュニケーションの方法の一つだと僕は考えています。お花を選ぶことは、言葉を選ぶことに、とても似ています。
言葉は『感覚の容れ物』だと僕は思っていて、話すのは『感覚を行き交いさせる』ためにするものだと考えています。
自分や他人の感覚を理解するためにすることなので、感覚がわかりあえたら、お花も言葉も使う必要がないと僕は思います。
どのようにお花を合わせたら、きれいに見えるのでしょうか?
そんなことを訊かれた時は、
あなたが見せたいと思う人に、訊いてみたら早いですよ
と僕は答えます。
他人を気にして正解を探される方がいますが、気にしている相手の姿に実像がない時があります。
この人にお花を見せたいと思える人の一人さえ、生活の中に想像出来ないより、誰かを想像してお花を選べる方が良いと僕は思います。
HPのSawaページ『花の多様性を考える』にて、
使用した花材の①活用方法②流用方法③花を飾る機会
を見やすくまとめていこうと考えています。
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お花をしていく中で指針を持ってもらう為に、僕は分かりやすく『心・技・体』の3つにたとえて話すことがあります。
簡単に書けば
心は、自分の気持ちと他人の気持ちの中間を考えること
技は、再現性を伴うこと
体は、体感でとらえること
こんな感じのことを話しています。
僕の考え方では、技は心と体の中間に位置していて、心と体をその人がパターン化したものが技だと考えています。
技としてパターン化してから、もう一度、心をとらえるのルーティンを作ることが重要だと思います。
技を学ぶことを繰り返してきた方が、心が置き去りになっていると感じられる時があります。
発想力やアイデアという言葉を使われる方に多く見られると僕は感じています。
シチュエーションに対して、心○%・技○%・体○%で構成されていると考えてみて、低い%をあげれるように機会を持つのが良いように僕は思います。
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レッスンでは、宿題を出すことがあります。
やるのもやらないのもその方次第なのですが、その人に必要かなと感じたことを宿題として話すようにしています。
お花をされるきっかけの一つになれるように投稿に宿題を書いてみるようにします。
今年は、お近くのお花屋さんに訪れてみたり、庭の植物をお部屋に迎えたりしてみて下さい。
” 宿題 選花をしてお花を飾る前に、自分がどのような印象をお花に持ったかを紙に書いて下さい。お花を飾ってからもう一度紙に書いたことを見て、飾ったお花に同じような印象を持つか確認してみて下さい”
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