- 2022.10.23
- 花言葉
花言葉13
きれいな薔薇には棘がある、なんていう言葉があります。
これは、バラを女性に例えて表現した言葉だと思うのですが、
美しいものには、その美しさと反対に危険な面も備わっているということだと思います。
危険な面があったとしても、バラに心が惹かれることに変わりはありません。
本当に上手く言った言葉だなと思います。
お花を言葉に例える。
その例えた言葉は、その人が実感して感じたことが表現されているものが素晴らしいと思います、
たとえば、僕なら素朴な野草や雑草と呼ばれるもので何か言葉を作りたいなと思ってしまいます。
『庭に生えてる草、抜こうとしたら指切る』みたいな言葉があってもいいんじゃないかなと思います。
平凡で誰にも気づかれなくて、ただ切られるだけのように見えている雑草ですが、
そんな雑草でも、本人は何食わぬ顔で普通にしていても鋭い刃になる時があります。
『窮鼠猫を噛む』という言葉があります。
これは、追い詰められたネズミが猫を噛むぐらいの力を振り絞る瞬間があるということで、
弱いと思って追い詰めすぎるとしっぺ返しを食らうという意味です。
僕が言ってるのは、これとはまた違ってのこととなるのですが、弱いと思っているものが何食わぬ顔でドキッとするような影響を与えてくる場面があると思います。
それは弱いと思って、見えていなかったその人の本質の鋭さの部分に面食らってしまうという意味です。
もう一つは、逆に平凡で何も傷つけることなどないような弱いものでも、自分が何かをするわけでもなしに相手を傷つけてしまうこともあるということです。
こんな風に、雑草を一つにとっても自分の言葉であれこれ考えるのは面白いと思います。
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