- 2021.06.24
- 花言葉
花言葉7
花の中には、自分の気持ちが確かに在る。
花の中には、他人の気持ちが確かに在る。
それは、どちらも花であるように思う。
お花をしていて養える力は何でしょうか?
夜のレッスンでお話していることなのですが、僕は『様子を観る力』と『多視点』だと考えています。
『様子を観る力』とは何かと言いますと、
野の花など自然にある植物をずっと観ていると、細かな違いに気づく時が来ます。
色や形、成長速度の違いetc。同じものは一つとして無いことに気づきます。
植物の違いに気づけるということは、その他の生き物の様子の変化にも気づくことが出来るようになるということです。
それは、人との関係でも生きてきます。
些細な様子の変化や違いに違和感を感じて、相手の様子から思うことが出来ます。
今度は、『多視点』とは何かと言いますと、
お花は、植物を使って表現するということなので、シチュエーションによって異なりますが、自分の気持ちや見ている人の気持ちがそこにはあります。
お花を飾ると、自分の気持ちに気づくことになります。
それを他人に見せようと思うと、その人からはどう見えるのかと考えます。
この時に、自分と違う視点を得ることが出来ます。
他人がしているお花を観ると、その人の視点、それを見ている人の視点を得ることが出来ます。
視点とは、気持ちであり考え方であり生活背景であると思います。
お花をしていく内に、自分の本当の気持ちや自分以外の人の気持ちを理解していくことが出来るようになります。
お花は、人と人が理解しあうために生まれたものだと僕は思っています。
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